5回目のエクソダス>室岡久美子さんのレポート

都市で様々な集団実践を行なうプログラム「エクソダス」の第5回目。舞台は難波〜道頓堀周辺。今回のモニターは大阪市立大学の文学部に所属されている室岡久美子さんです。

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道頓堀では先生(花村周寛さん)が橋の真ん中に立って手をあげて、私たちがい入れ替わりに通りハイタッチするパフォーマンスをやりました。テレビカメラが来ていたり、路上パフォーマーがきていたりと、一般人も旅行者もパフォーマンスするのに慣れている感じがして、もう少し人数がいたら迫力があったと思いました。

周りが何だ?!と不思議な感じで見ていたのは、私たちが一斉に携帯カメラで街灯を撮っていたときだった。全員で携帯片手に何の変哲もない街灯を撮るという光景は、一般人にはどのように映っていたのだろう?前回もそうだったが、“集団で何かをする”という行為は、独特な雰囲気と人の意識を引く力がある。

日本人は強調性を重んじられて育ってきいているので、人前で何かをするという事は苦手な人が多いと思う。しかし、自分で何かをやってみる、逆に行なわれているパフォーマンスをみるという経験は、自分や他人を理解するという点において役に立つ要素だと思う。日常のきちんとした生活の流れから、ちょっとはずれて行動してみると、自分の知らなかったチャームポイントに出会えるかもしれない。

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