クラシックの未知なる世界 【1/20:「暮らしへのクラシック~音楽の新しい味わいかた」レポート】

「クラシックってどんなイメージですか?」
という秋田光軌さんの問いかけから始まった“暮らしへのクラシック”。
ヒーリング、癒し、高尚な趣味、どれも一緒・・・

「クラシックにもジャンルがあるので、ポップスから好きなアーティストを選ぶように好きな作曲家を選んだらいいのでは」

とクラシックにおける形式を例にあげながら、入口を紐解きます。
例えば「十二音平均律」。これはいわゆる「ドレミファソラシド」で、ポップスも同じ音階でできているけど、クラシックは聴き方が違う。ソナタ形式など、交響曲にはルールがあり、それは系統づけられたコース料理のようなもの。だから「構造を理解して聴く」ことが大事。
と、たくさんの例を出して、時には恋愛に例えてクラシックの構造を説明する秋田さん。
さらに楽譜・演奏によって同じ曲でも変わるということ体感するために、ベートーベンの「運命」を実際に聴き比べ。その演奏にじっと耳を傾け、頷く参加者の方々はすでにクラシックファンにも見えます。

また、クラシックにおける新しい流れと楽しみ方として、ネット上にコンサートホールを作ったベルリンフィルを紹介。有料であるものの、配信されるコンサート映像は高音質・高画質で自宅に居ながらにして会場にいるような気分を味わえるといいます。しかもネット社会らしく、数日前のコンサートが即座にアップされるという迅速さ。これによりクラシックファンが拡大する・・・かもしれません。


日ごろ敷居が高いような気がしてしまうクラシック鑑賞。しかし、こうして成り立ちや構造を分かり易い言葉や身近なものに例えて説明されると興味も関心も自ずと湧いてきます。
「クラシックには400~500年の積み上げた歴史があるから必ず楽しめる」
という秋田さんの言葉に騙されて、次のやすみにはクラシック鑑賞といきましょうか。

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