應典院が変身・・・【会場空間構成「ひび・たえまなく・いとなみ・・・」レポート】

例となりました、應典院のアートとNPOの総合芸術文化祭「コモンズフェスタ」が13日に開幕致しました。今年はテーマに「onoffのスイッチ~私をひらく6つのチカラ」を掲げ、「記憶」「語り」「誓い」「場所」「型式」「身体」のそれぞれのジャンルで分けられた14のイベントを開催します。

毎年コモンズフェスタの期間中は、テーマにそった会場空間構成により應典院がその姿を変えます。今年は「ひび・たえまなく・いとなみ・・・」と題され、舞台美術作家・高島奈々さんの手によって應典院全館が「変身」しています。



 頭上には毛糸で編んだものが吊り下げられ、その合間に茶碗や箸が見えます。高島さんはその意図を『作品として、「営み」「つながり」「死に向かう」を主題に表現する。その「営み」の表現としてはまた、白い茶碗と白い箸も毛糸に埋もれており、日々生きることを選択しているという意味である。』と記しております

 ロビーの机には箸と毛糸玉が用意されており、鑑賞者が一部のオブジェに自由に毛糸を張り巡らすことができます。日常にあるものから非日常を紡ぎだす。誰かが紡いだ何かを、次の誰かがまた次へと託す・・・、展示の内容と意味が「深化」していく今年の会場空間構成。2階気づきの広場には「深化しない」真っ白な空間も広がっています。

18日という時間をかけて應典院がどのように姿を変えるのか、変身と深化を見守ります。

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