自分と向かい合う時間 【1/17:箱庭小庭~自己との対話のレポート】

箱庭とは、箱庭療法といわれ、一般的には治療を目的としたものとして認識されていますが、コモンズフェスタでは「日常をより良く生きるためのツール」として箱庭を体験することができます。



木枠・青い内塗・砂

この中に15分間で自分の世界をつくり上げていきます。
「この時間は誰かと喋らないでください」
との約束だけで、あとは用意された木や人形、動物、橋、乗り物、家、石、仏像…たくさんのおもちゃの中から自由に選んで箱の中に置いていきます。

始めはどうしてよいか分からず「ただ、なんとなく」置いていきます。
与えられた 幅70cm程の箱がとても大きく感じ、戸惑いつつすすめていくと、突然に、自分でも意識していなかったストーリーが目の前の箱庭に出現しました。
あとは、「ただ、思うままに」手をすすめる内にあっという間に15分が終了。
そこには今日しか、今しか作り出せない世界が出来上がっていました。



その後セルフヘルプグループの方とお話をしながら作られた箱庭の向こうに見え隠れする「無意識」を探る時間が設けられます。

「これはなんでしょうね」という問いに応えるというやり取りを繰り返すうちに、語る言葉を通して、自分の中で曖昧だった「ストーリー」が形作られていきます。

どうやら私の造り出した箱庭のテーマは「生と死」。
阪神大震災の16年目の今日だからこそ、だったのかもしれません。


*25日・30日(11:00~15:00)にも「箱庭小庭」を開催します。
 詳細は http://commonsfesta.blogspot.com/2011/01/17-25-30.html にて。

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